エクアドル産“ブーケ”
エクアドルは南米の赤道直下の小国です。種の起源のダーウィンで有名なガラパゴス諸島もこの国に属しています。本土は米やトロピカルフルーツの産地の海岸地帯、日本でも販売されている高地バナナが採れるアンデス山脈の中腹地帯、標高2,000m~3,000mを超える山岳地帯に分けられます。そして意外なことに、この山岳地帯でバラやカーネーションといった切花の栽培が盛んです。赤道直下で常に太陽が頭上にあることから植物が真っ直ぐ上に伸び、かつ標高が高いことから気温が一定で寒暖の差が少なく、育成し易いからです。エクアドルは基本的に一次産品の輸出国で、単品では石油、バナナ、エビに次ぐ第四位がこの切花となっており、同国の外貨獲得だけでなく雇用の面でも大きく寄与しています。
花は人に愛されるだけでなく、ダニにも菌類にも愛されます。そのため、これらの病害虫を防除しダメージの無い商品にするために日本のハイクオリティな農薬が使用されており、そのほとんどを私たちが同国に輸出しています。また、単純に花農家にそれらを販売するだけでなく、現地でテクニカルセミナーの開催をアレンジし、農家に対し農薬の適切な散布等の技術指導を適宜行っています。更にエクアドル住友商事会社の協力も仰ぎ、現地でのフォロー体制を敷き、グループを挙げてエクアドルの花の生産を応援しています。
収穫された花は少量ですが一部日本へも出荷されています。大半は距離的に近い北米や欧州、ロシアに輸出され、それぞれの国や地域で母の日、クリスマス、バレンタインデーなどの演出に一役買って人々の生活を潤わせています。








