ブラジル 〜夢と喜びの詰まったブラジル生活〜

レポーター:アグリサイエンス第二部 米州・オセアニアチーム所属 小林

住友商事グループが22%出資している農薬販売会社IHARABRAS Industrial Quimicas S.A.に2年間駐在していました。
IHARABRAS社では、「事務所」駐在とは言っても、8ヶ月位の間、我々のビジネスの主戦場である農家さん廻りをさせていただきました。
『農家さん』と一口に言っても、ブラジルの大豆の作付面積は約3,000万haもあり、これは関東地方とほぼ同じ大きさに相当します。また、一軒で5,000haの農地を持っている方もおり(東京ドーム約1,000個分)、今まで自分自身が理解していた農家とは、はるかに規模が違うものでした。こうしたブラジル農業のダイナミズムを常にそばに感じながら仕事できたことは何にも変えがたい経験でした。

商社の仕事はB to B(Business to Business)が主体であり、顧客の顔が見えづらいビジネスとよく言われます。ただ、自分達が扱っている商材は、試験場で一生懸命散布試験をしながら開発する、また現場で誇りを持って農薬を販売し、技術指導している、そういった方々がいて、初めて農家に届き、商品として価値を生み出すものです。これはブラジルだけでなく、全世界共通のことであり、自分自身はその大きなチェーンの一部分なのだということが実感できました。今後のビジネスパーソン人生で決して忘れてはならないものであり、「何の為に働くのか?」という大きな問いかけに対する一つの答えが見つかった気がしました。

誇り高き方々と私

感情表現豊かなブラジル人は家族や友人への愛情表現もとてもストレートです。シャイな日本人には少し恥ずかしいことですが、私自身も家族を大切にし、一緒に時間を過ごすことがいかにかけがえのない大切な事であるかを教えてもらいました。週末は家族や友人と一緒にバーベキューパーティーを開き、分け隔てなく私を受け入れてくれ、多くの友人や仲間に助けられながら過ごした2年間でした。
多くの喜びと経験を与えてくれたIHARABRAS社の方々と友人がたくさんいるブラジルで、また仕事できればこれ以上の幸せはありません。今はその為の準備期間だと勝手に考えて仕事をしております。
将来、ブラジルで国の大きさに見合った「デッカイ」ことを成し遂げる。そんな夢と目標を持つことができた駐在生活でした。