コロンビア ~ゲリラとマフィアに囲まれて!?~

レポーター:ボゴダ駐在員 中川

皆さんはコロンビアという国についてどれだけのことをご存知だろうか?
南米の、赤道をまたぐ領土をもつ一国。電話をかける際の国番号は57。地球の歩き方では、ペルー編にたった数ページの紹介しかでてこない国。
マイナスなイメ-ジで考えれば、出るわ出るわ。映画を見れば一目瞭然。Mr.&Mrs.スミス、エネミーライン、今そこにある危機、コラテラルダメージなど、ゲリラ、マフィア、麻薬、・・・といったところが定番?

地理的には、南米の北側、アンデス諸国の中心国であり、国土は日本の約三倍。人口は46百万人で、6000メートルを超えるアンデス山脈や、太平洋とカリブ海に面する海岸をもち、また、ジャングルなどの6つの自然区分を持つ非常に美しい国。
石油・石炭・金・エメラルドなどの天然資源も豊富で、同時に、コーヒーや薔薇といった農作物の輸出国としても有名だ。

私はそのような国の首都であるボゴタに駐在中。ボゴタは、アンデス山脈の中の盆地に位置する2600メートルの高地に位置にある。晴れた日には透き通るような青空が広がり、一転、雲が立ち込めるとこの世のものとは思えない豪雨と落雷に見舞われる。町は緑にあふれ、建物の外観はレンガ造りでほぼ統一されており、遠めには非常にロマンチックで美しい。他方、治安対策費に国家予算が使われ実際道路は穴だらけ。
バーに行けば底抜けの笑顔とホスピタリティ-で席に案内してくれると思えば、注文をしてからビ-ルが出てくるまでのなんとも緩やか過ぎる時間の流れ。日本人でもアミ-ゴ!アミ-ゴ!の連発ですぐに仲間に加えてくれる。

こんなコロンビアで、私は日本並びに世界各国より農薬を輸入し、現地にて卸問屋や小売店などに販売を行っている。最初は主要輸出産品であるボゴタ近郊の薔薇やカーネ-ション向けからスタ-トし、現在は全土に広がる野菜や米といった食用作物にも展開中だ。農薬の場合、販売のみで商売が完結するわけではない。
食の安全、また、農薬を使用する人の安全、を鑑みた技術指導・アフタ-サ-ビスなどが非常に重要になっており、コロンビア全土に当社スタッフ18名の農学士を置き、販売活動だけでなく、日々安全のための啓蒙活動なども行っている。
当地で仕事をする上で私が大切にしているのは、信頼関係の構築だ。特に私のように若輩者でありながら年配の人も含めた現地スタッフをリードしていかなければならない場合、あるいは取引先の年配の社長との商談の場合、お互いの信頼ということが非常に大切だと思っている。人間性の尊重をしながら、仕事では言いたいことをいい、喧嘩する、でもその後はさっぱりとセルベッサ(ビ-ル)で洗い流す、と、日本では経験することが難しい良い経験をさせてもらっている。

販売シーズン終了後のお得意様感謝パーティーの盛上り

最後に、冒頭の悪いイメージを払拭するために一言。
2002年に就任したウリベ大統領の治安対策の下、少しずつながらも、現在コロンビアは治安が回復しつつある。自分が外国人ということでまだまだ予断は許さないものの、嬉しいことに私生活、会社生活ともに注意をしながら工夫をして楽しみながら生きていけるような地となりつつある。
これを読んだ皆さんにはぜひ本レポートの題名は忘れていただき、「世界中の人々の、安全で安心な生活のために住商アグロインターナショナルができること in COLOMBIA!!」という改題のお願いを持って本投稿を終わらせていただく。