韓国 ~キムチが彩る食文化~

レポーター:住商アグロコリア 金 賢淑

白菜主産地(江原道)

韓国は昔から農耕生活が盛んです。 韓国農業の特徴は主食のお米の収穫量が多いという点ですが、食文化の変化もあり最近は減少傾向にあります。代わって野菜や果実の消費量は増加しているため、これらを栽培する農家が増えており、中でもキムチ文化の影響でキムチの材料となる野菜栽培が盛んです。

韓国は四季がはっきりしている国なので、冬でも野菜が食べられるように、保存方法として考えられたのがキムチです。
最初は唐辛子の無い塩漬けのものを食べていたそうですが、1600年代初め、唐辛子が韓国に伝わってからは、今日の辛いキムチを食べるようになりました。

キムチと言えば白菜キムチが一般的ですが、ネギキムチ、キュウリキムチ、チョンガクキムチ(小型の大根)等、色々な野菜でキムチを作っています。
中国や日本にも塩、味噌、醤油等で作った野菜の漬物は多いようですが、ニンニク、塩漬けアキアミを使用するキムチは、乳酸発酵での濃厚な匂いと強い風味を持つ独特な食品だと思います。
キムチは冬にも野菜の新鮮度を維持しながら食べられる最も素晴らしい食品であり、栄養価の高い発酵食品と言えます。

韓国のキムチ 左上:白菜キムチ 右上:チョンガクキムチ(小型の大根) 左下:カクテキ(角切り大根キムチ) 右下:キュウリキムチ

韓国の気候、季節、各家庭の食習慣によって多様な種類のキムチが作られます。
秋の終わりには、各家庭でその冬から食べるキムチ作りで大忙しになります。
キムチの最高の味と風味を維持させるため、キムチ専用冷蔵庫もあるほど韓国家庭の食卓に欠かせないおかずです。

韓国ではビニールハウス栽培が野菜や果物の一般的な栽培方法であり、生育期間を早めることで季節に関係なく一年中農作物を栽培することができます。代表的な農作物はイチゴ、メロン、マクワウリ等があります。
ビニールハウスは水分と温度を適切に調節できるので、温帯気候の韓国でも亜熱帯作物を栽培するなど、昔は輸入することでしか食べられなかった野菜や果物を韓国で栽培することが可能になりました。

韓国のビニールハウス

韓国は約70%が山地であるため、少ない面積で効率的に質の良い農産物を消費者に供給するように発展してきました。
農業は我々の食べ物に直結する、人々の生活に切っても切り離せない重要な産業です。住商アグロコリアでは、日本メーカーの農薬原体及び製剤輸入を始め、住商のグローバルネットワークを通じ、世界から農薬原体を韓国へ供給しています。これからも新しい市場を開拓し、韓国農業発展、ひいては世界の農業発展のためにベストを尽くしていきます。