アメリカ ~大きな違い・小さな違い~

レポーター:Hartz Mountain社駐在員 長松

皆さんはアメリカ合衆国という国をどの程度ご存知でしょうか?
人口は3億人余りで日本の2倍強といったところですが、面積で見ると日本の25倍もあり、本土だけでも4つの時間帯に分かれています。これほど広いと、日本の感覚がまるであてはまらない感じがします。気候と言えば、南は亜熱帯のフロリダから、北は冬になるとマイナス20度を下回る五大湖周辺まで、そしてそれに伴う景観も実にバラエティに富んでいます。この並外れたスケールを持つ自然の雄大さは、この国ならではの大きな魅力の一つだと感じます。一方で(行政上の首都はもちろんワシントンですが)経済・文化・メディアでは首都とも言えるニューヨークは常に世界に影響を与え、世界から注目されている都市の一つです。市の人口の4割はアメリカ以外の出身者から構成されているらしく、この多様性がパワーの源泉となっているような気がします。

チップスの重さはオンス

このように世界の中心と表現しても差し支えないと思われるアメリカですが、こちらに住んでみて、必ずしもこうした印象通りではない事に気づきました。例えば度量衡について言えば、長さはヤードやフィート、重さはポンドやオンス、容量はガロン、気温が華氏と、日本では馴染みが少ないものばかりで、慣れるまでは戸惑ってしまいます。カーター元大統領やクリントン元大統領が当時世界標準に合わせようと努力したようですが、今のものさしにプライドがあるのか、それともただ面倒なのか、なかなか統一の兆しは見えません。

Hartz®の商品群

またアメリカの生活習慣が良くわからなくて、特に赴任当初はいろいろな失敗もありました。月日の書き方はヨーロッパとアメリカでは逆になるところ、会議を8月9日に招集したつもりが、9月8日に人が集まってしまったことがありました。更に封書の書き方も難しく、名宛人を上に、差出人を下に書くと、自分に戻ってきてしまうことがわかりました。これは3回同じ封書が戻ってきて初めて気づきました。
さて、私が派遣されているハーツマウンテン社は創業1926年のアメリカの大手老舗ペット用品メーカーで、住友商事グループが2004年6月に買収以降、事業価値の向上に向けて日夜取り組んでいます。犬、猫から鳥、観賞魚までをカバーする膨大な数の商品があり、全部覚えるのに一苦労です。
私は2010年7月からコーポレートプランニングという部署に所属しています。自分がこれまで日本で担当していた殺虫剤の知識を生かしたペット用ノミ・ダニ駆除剤の開発・調達支援、経営戦略立案に関するマネジメント補佐ないし株主との調整が主な仕事です。

アメリカは世界最大のペット市場で、ペット飼育率は6割とも言われています。その市場を相手にしている事からも、ウォルマートを始めとする大手スーパーやペット用品専門店、そしてその先にあるペットオーナーの皆さんに愛されるような商品を投入し続けることが、会社の成長にとっては欠かせません。この為、新商品の開発と商業化が何よりも増して重要となり、頻繁にマーケティング・研究開発・製造・営業・サプライチェーンといった多くの部署との社内横断的な活動を行っています。
その活動の中でいかに住友商事グループの行動指針を反映させ、付加価値を付けられるかということをいつも頭において行動しています。言うは易しでなかなか難しいのですが、とにかく関係者とは親しくなり、何でも率直に話しかけることを心がけています。

2008年3月からは日本においてもハーツ商品の発売を開始しており(リンクはこちら⇒http://www.hartz.jp)、犬や猫を飼っていらっしゃる方は是非こちらもご愛用頂ければと思います!