先輩社員の仕事紹介

先輩社員「営業 K.Yさん」画像

挫けそうになっても、まずはやってみようという風土がある(営業 K.Yさん)

業務内容

私の仕事は日本製の家庭用殺虫剤(ハエ・蚊・ゴキブリ対策用)やその原料を世界中に販売することです。世界各国の住友商事グループのスタッフと連携し、顧客のリクエスト通りに製品を供給したり、現地での問題解決をしたり、また新しい製品を提案・販売することなどが主な業務内容になります。

殺虫剤ビジネス

日本の夏の風物詩として蚊取線香をイメージされる方も多いかもしれません。私たちのチームでは蚊取線香等の蚊を駆除する製品や、それらに含まれる原料等を取り扱っており、日本だけでなく世界中で殺虫剤を製造・販売する企業へ日本の高品質な製品・原料を届けています。地球温暖化の進行により世界中の気温が上昇し、蚊の生息域が今後拡大すると予想されている為、殺虫剤の需要も増えていくと考えられます。殺虫剤を必要とする全ての人に製品が届くよう、一層努力していきたいと思っています。

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中南米での殺虫剤事情

当社では全世界に向けて殺虫剤関連製品を販売していますが、その中でも、私の担当する中南米は大きな殺虫剤マーケットです。理由としては、中南米が蚊の生息する熱帯地域が多いこと、蚊が媒介するデング熱やマラリア、チクングニア熱などの感染症の流行地域であること等が挙げられます。東京でも一時期デング熱の感染例が確認され、ニュースになったことがありますが、中南米では2020年には200万人以上もの人がデング熱に感染しており、蚊の対策は非常に重要で、家庭用殺虫剤は生活必需品です。そんな人々の暮らしを守る仕事に携わっており、責任は重いですがやりがいを感じています。

海外出張

初めての海外出張は、入社2年目の秋にコロンビア、メキシコ、パラグアイに約3週間行きました。当社を志望した理由として、若いうちから海外ビジネスに触れられるというのが一番大きかったので、実際このタイミングで行けることは非常に嬉しかったです。その後も年に2回程は海外出張に行く機会もあり、今までに上述の他にコスタリカ、トリニダード・トバゴにも行きました。現地のマーケットを直接見て回ることで日本の製品が参入できそうか確認したり、顧客の工場を視察し、販売・生産状況を直接目で見て、自分たちがサポートできることを探したりします。各国の顧客とは普段はメールや電話でコミュニケーションを取っていますが、出張を通して現地で直接話をすることは顧客と関係構築する上でも非常に大切です。

研修・社内の雰囲気

大学では英語を使う機会があまりなかったので、入社前は英語での業務に少し不安を感じていましたので、内定者研修時から英語の学習に力を入れて頑張りました。入社後は社内の語学研修を活用したり、通勤時間中は海外のラジオを聴いたり、休日はオンライン英会話を受講したりと、今でも意識的に日常生活の中で英語に触れる時間を増やすことを心がけています。
また、私の担当する中南米はスペイン語圏の国が多く、現地のニュースをリアルタイムで取得する際にスペイン語ができると役立つと考え、社内のスペイン語研修を積極的に活用しています。出張時、スペイン語のメニューが読めず、3回連続同じような料理を頼んでしまったことがありましたが、もうそんなことは起こらない筈です(笑)。社内には語学だけでなく幅広い研修が用意されており、自分で必要だと感じた内容の研修は進んで受講できると思います。今まで、上司に研修の受講を止められたことは一度もありません。

入社してから現在まで、海外ビジネスに携わることの楽しさ、反対に難しさも日々感じています。当たり前ですが、海外は言葉も文化も生活環境も日本とは違います。
思うように製品が売れない、競合が参入する、販売先の経済情勢が悪化して消費が落ち込む等、考慮しなければならない要素が多く、上手くいかずに挫けそうになることもありますが、社内には頼れる先輩や、尊敬できる上司にいつでもアドバイスをもらえますし、まずはやってみようという風土が当社にはあると思います。
正直なところ、学生時代は中南米と聞くと陽気な人が多く、サッカーが強い国といったイメージしかありませんでした。入社後に中南米の担当となり、現地への出張を通してビジネスだけでなく、歴史や食事、文化等、トータルで中南米の国々に対する理解が深まっています。
貴重な経験を積ませてもらいながら成長できる職場だと自信を持って言えます!